2014年9月30日火曜日

小さなものたち(作品について)

朝の気持ち良い空気を感じます。
こんにちは。
いかがおすごしでしょうか。

展示に足を運んで頂きありがとうございます。
見に来ましたよ〜の方と、初めましての方と多くの出会いに感謝しています。

平日の開店時間(11時〜)から多くのお客様が行き来していて本当にすごい所に参加させてもらっている!!と驚きを隠せません。そして素敵なものの多い中、「んん??」と足を止めて見て下さった方に少し補足をさせて頂きたいと思います。

私の作っている、「小さなもの達」は粘土から生まれたいきものです。
粘土といっても磁土に近い「陶土」。良く見て頂くと固く焼き締まっているかと思われます。
水を含んだ柔らかな土の風合いを大切にいきものたちの形を成形していきます。
後ろ姿やお腹、足の部分も意識しながら全体を見回しながら作っていきます。
必要な所にはペン先をつかい細かい線で表情をつけます。
そして最後に目や口などに取りかかります。

・素焼き待ちのいきもの












その後、乾燥を待ち地につく部分を削ります。
陶芸の行程と同様、素焼きをします。

熱々の窯からとはまいりませんが、冷めてから出して施釉します。いわゆる色付けです。
私の釉薬はパステルカラーも豊富な海外の釉薬を使用しています。
発色もいいし、塗っていても楽しいし!!

ですが1度塗っただけでは塗ったか塗っていないか分からない位薄く色が付くだけなので、希望の色を目指して3度重ね塗りをしております。
プイニーやコケットさんの翼部分は色を重ねているので下地に3〜4色を塗り、一番上には濃い色の釉薬を重ねます。

・プイニー










・コケットさん


すると下地の色が一番上に塗った濃い部分からほんのり透けて所々違う色味を見せてくれます。
その上に(まだ、あるのか。。。)鉛筆形状をした釉薬をざっと塗ります。
塗った部分がはげない様にそ〜と窯詰めをして、いよいよ本焼き。
そして出来上がり。

という行程を経て皆様の前にお披露目となりました。
形を重視したものは一色だけにしたり、作ったものに応じて下地重ねや鉛筆釉薬の組み合わせをしています。
作っていくに従って、形や色を重ねていく作業の楽しさに惹き付けられ、
行程も増え、本体の重さも増えていった感じです。笑


何のいきものなの?
犬なの?ブタなの??
そのようないきものが、あなたの毎日に色を添えてくれるかも知れません。

現在、私が参加させて頂いている「SPIRAL MARKET SELECTION vol.300 -RING-」
1st termは10月2日(木)20時までとなります。(2nd termも必見です。〜16日まで)
紹介させて頂いた行程の目線からも楽しんでみてはいかがでしょうか♪
お近くにお立ち寄りの際は、是非ご覧下さい。

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